MGフリーダムガンダム Ver.2.0 製作レビュー|組み立てから仕上げまで徹底解説

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MGフリーダムガンダムを買ったはいいけど、あの巨大な翼の組み立て、正直ビビりませんでしたか?

「パーツ多すぎて挫折しそう」「翼の可動部を壊しそうで怖い」——そう感じた人、実はかなり多いです。でもコツさえ知っていれば想像より全然ラクに組める上、完成したときの満足度はMGの中でもトップクラスです。

この記事では、MGフリーダムガンダム Ver.2.0を実際に組んだ経験をもとに、工具選びから組み立て手順・塗装レシピ・よくある失敗まで丸ごと解説します。初めてMGに挑戦する人にも、Ver.1.0から乗り換えを検討している中級者にも役立つ内容を詰め込みました。翼展開差し替えなし・関節保持力アップ・色分け精度向上——Ver.2.0がなぜ「買い直しアリ」と言われるのか、その理由も含めて順番に紹介します。


MGフリーダムガンダム Ver.2.0の概要とキットの特徴

Ver.1.0との違い:何がどう変わったか

2004年発売のVer.1.0と比べると、Ver.2.0は内部フレームの構造が根本から見直されています。Ver.1.0で固定気味だった腰部の可動域が大幅に改善され、腰のひねりが自然にできるように。脚部の関節もMGシリーズ最新の二重関節を採用しており、走るようなポーズやしゃがんだ構えも無理なく決まります。

翼(ウイング)ユニットはVer.2.0で最も大きく変わったポイントです。Ver.1.0では展開するたびにパーツを差し替える方式でしたが、Ver.2.0は差し替えなしで完全展開が可能。翼の付け根から先端まで連動して開く機構が内蔵されており、ポーズを変えるたびにパーツを外す手間がなくなりました。この1点だけでもVer.2.0に乗り換える価値があると個人的には思っています。

色分けもほぼ完璧で、白・濃紺・赤・ゴールドの各色がランナーごとに分けられています。素組みのまま塗装なしでも十分な完成度が出るのが、Ver.2.0の大きな強みです。

パーツ構成とランナー数

ランナー総数は約16枚。パーツ点数は約300点前後で、MG標準サイズ(1/100スケール)の中では多め。特に翼ユニットのパーツが全体の約3割を占めています。

関節素材はABS樹脂ではなくKPS(キネクティックポリスチレン)を採用。保持力が高く、重い翼ユニットを展開した状態でもへたりにくい設計です。ただし組み付け順序を間違えると引っかかりが出るので、後で詳しく解説します。

付属品は本体パーツのほか、ビームライフル、シールド、バスターライフル(腰部マウント状態の小型版)、ビームサーベル×2、水転写デカールシートが入っています。


製作前の準備:工具と材料をそろえよう

最低限必要な工具リスト

MGフリーダムVer.2.0を組むために最低限用意しておきたい工具はこちらです。

  • 薄刃ニッパー:タミヤの「薄刃ニッパー」(実勢価格2,500円前後)が白化しにくくておすすめ。フリーダムは白パーツが多く、切れ味のいいモデルが仕上がりに直結する。
  • デザインナイフ:ゲート跡の処理に。オルファのアートナイフプロが扱いやすい。替刃は10枚入りをまとめ買いしておくと安心。
  • ヤスリ(耐水ペーパー):#400→#800→#1000の3種を用意。ゴッドハンドの「神ヤス」5mm厚が指当てしやすくて便利。
  • ピンセット:デカール貼りや小パーツの位置決めに必須。タミヤの先細タイプ(実勢価格600円前後)が使いやすい。
  • パーツオープナー(またはマイナスドライバー細):KPSパーツの取り外し時にあると重宝する。

工具選びに迷ったらガンプラに必要な工具リストにまとめてあるので参考にしてください。

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あると仕上がりが変わる追加工具

素組みからさらにクオリティを上げたいなら、以下もそろえておくと差が出ます。

  • ガンダムマーカー スミ入れ用(GSIクレオス):モールドに流し込むだけで立体感がグッと増す。拭き取りタイプのグレー・ブラックが使いやすい。
  • Mr.スーパースムースクリアー(缶スプレー):素組み完成後にさっと吹くだけで質感が激変する。
  • Mr.マークセッター:水転写デカールを密着させるための軟化剤。フリーダムはデカールが多いので必携。

組み立て手順:翼が重いから順番が命

胴体・コクピットブロックの組み立て

胴体から始めるのが正解です。コクピットブロックにはキラ・ヤマトのパイロットフィギュアが付属しており、最初に組み込んでおく構造になっています。胴体の前後を合わせる際は、サイドのスラスターパーツが挟み込み式になっているため、ここを後回しにすると差し込めなくなります。説明書のステップ番号通りに進めましょう。

腰部は前後左右4ブロックを組み合わせる構造で、Ver.2.0では腰のひねりを実現するためにポリキャップが中心軸に入っています。取り付け向きに上下があるので、差し込む前に説明書の図と必ず照合すること。向きを間違えると腰がひねれなくなり、後から外すのも一苦労です。

脚部・腰アーマーの組み立て

フリーダムの脚は長くシャープなシルエットが特徴。脚の内部フレームを先に完成させてから装甲を取り付けていく二段構造になっています。膝関節はKPS製なので最初はやや硬め。無理に動かすと白化するリスクがあるため、馴染むまで少しずつ動かすのがポイントです。

太もも〜スネのラインに入るダクト・スラスターパーツは細かいので、ピンセットで慎重に。ここのゲート跡を雑にすると合わせ目に段差が目立つため、ゲート処理のやり方を参考に丁寧に仕上げましょう。

腕部・肩アーマーの組み立て

腕部はシンプルな構造ですが、肩アーマーの挟み込みパーツが2カ所あります。上腕の装甲を合わせた後に肩アーマーを差し込む構造なので、順番を間違えると片側だけ先端が浮いた状態で固定されてしまいます。左右同じ手順なので、一方を組んだらその流れのまま反対側も続けて組むと間違いが減ります。

翼(ウイング)ユニットの組み立て

最大の山場がここです。翼は左右合わせて大型バインダー×2・内蔵カノン砲付き上翼×2・腰部マウント用小型翼×2の計6枚。

組み立ての順番は「カノン砲内蔵の上翼 → ウイングバインダー → 腰部翼」の流れがスムーズ。上翼の内側にスライドレールが入っており、これがバインダーの展開軸になっています。ここで位置がズレると翼展開時に左右が均等に開かないため、説明書の角度指示通りに組み付けてください。

翼の展開機構は全パーツが連動しているため、1カ所でも引っかかりがあると全体が動かなくなります。翼ユニットを胴体に取り付ける前に、単体で展開・収納を3回確認するのを鉄則にしてください。本体取り付け後に確認すると、狭いスペースで無理な力がかかり軸折れのリスクが跳ね上がります。


塗装・仕上げのレシピ

素組みのまま仕上げる:スミ入れ+トップコートの2ステップ

「塗装は難しそう」という人でも、スミ入れとつや消しトップコートの2ステップだけで完成度が見違えます。

  1. スミ入れ:ガンダムマーカー スミ入れ用をモールドの溝に流し込み、乾燥後に綿棒で拭き取る。白パーツには「グレー」、濃紺パーツには「ブラック」を使い分けると自然な影になる。
  2. ゴールドパーツを取り外してマスキング:メタリックパーツはつや消しを吹くと光沢が死ぬ。スラスター内側やビームサーベルの刃も同様に外しておく。
  3. つや消しトップコート:Mr.スーパースムースクリアーをキットから25〜30cmの距離でさっと往復させる。吹き過ぎはザラザラになるので、薄く2〜3回に分けて。

つや消しトップコートの詳しいやり方はつや消し仕上げの方法で解説しています。

部分塗装でグレードアップするポイント

塗装に挑戦したい人向けに、効果的な部分塗装ポイントをまとめます。

  • バーニア(噴射口)内側:メタリックレッドかゴールドで塗るだけで格段にリアルになる。ガンダムマーカー EXのメタリック系が手軽。
  • 関節・内部フレーム:ガンメタルかダークグレーに統一すると全体が引き締まった印象になる。
  • ビームサーベル刃:Mr.カラーのクリアーパープルやクリアーブルーで塗るとLEDなしでも発光感が出る。

手軽に塗装するならガンプラマーカーの使い方を参考にしてください。


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こんな人におすすめ:活用事例5選

ケース1:初めてMGに挑戦する初心者Aさん

HGを6体作って「そろそろMGを」と思ったAさん。最初のMGにフリーダムを選んだのは「好きな機体で気合が入るから」という理由でした。ランナーの多さに最初は戸惑ったものの、説明書の順番通りに進めると翼以外はHGとそこまで変わらないことに気づき、2週間かけてじっくり完成。インナーフレームが見えるプロポーションに感動して、次のMGも早速注文したそうです。

ケース2:SEED世代の復帰モデラーBさん

学生時代にVer.1.0を作って以来ガンプラから離れていたBさん。20年ぶりの復帰にVer.2.0を選びました。「昔作ったやつより全然関節が動く」「差し替えなしで翼が開くのが感動」と話しており、現在はRGフリーダムガンダムも追加購入を検討中。Ver.2.0はSEED世代の復帰モデラーにとってうってつけのキットです。

ケース3:スミ入れ・トップコートで仕上げを覚えたいCさん

素組みには慣れてきたけど「もう一段上の仕上げをやってみたい」と思い始めたCさん。フリーダムはモールドが多くスミ入れの練習に最適なキットです。大きな平面パーツにガンダムマーカーのスミ入れペンを試してから、つや消しトップコートで全体を統一。「素組みと全然違う」と仕上げの効果をはっきり実感できたそうです。

ケース4:翼展開フライトポーズで飾りたいDさん

フリーダムといえば翼を広げた飛行姿勢。台座付きで翼全開ポーズを飾りたいDさんには、Ver.2.0に付属のアクションスタンド対応ジョイントが役立ちます(別売りのMGアクションベース1ブラックが推奨)。翼を最大展開したサイズ感は棚1段をほぼ占領するほどの存在感で、飾り映えという意味ではMG随一といっても過言じゃないです。

ケース5:MGガンダムと並べてコレクションしたいEさん

MGガンダムVer.3.0のレビューと並べてUCとSEEDを揃えたいEさんのケース。両キットともスケール・内部フレームの造り込みが近いため、並べたときの統一感が出ます。フリーダムは白系カラーで明るく、ガンダムの白とも相性がいい。並べてディスプレイするなら背面を壁に寄せて翼の展開スペースを確保するのがポイントです。


よくある失敗と注意点

失敗1:翼ユニットを先に本体に取り付けてしまう

翼を先に付けてから可動チェックをすると、狭いスペースで無理な力をかけて軸を折るリスクがあります。必ず翼ユニット単体で展開・収納を確認してから本体に取り付けること。翼の軸部分は細く、折れると修復が面倒(接着剤補修は可能ですが見た目への影響あり)です。

失敗2:腰ポリキャップの向き間違い

腰部の中心軸ポリキャップには向きがあります。間違えると腰がひねれなくなるだけでなく、後から外すのが非常に困難。胴体組み立て前に説明書の図と照合して、向きを確認してから差し込んでください。

失敗3:白パーツのゲート跡が目立つ

フリーダムのメインカラーは白。白は他の色より白化が目立つため、薄刃ニッパーで「二度切り」(まず少し離れた位置で切り、次にゲート跡を丁寧に整える)が基本です。それでも白化が残ったら#1000のヤスリで軽く整えれば消えます。一度切りで仕上げようとすると必ずどこかで失敗するので、焦らず2ステップで処理しましょう。

失敗4:デカールが浮いて剥がれる

フリーダムには「ZGMF-X10A」などのマーキングデカールが多く付属します。水転写デカールは軟化剤(Mr.マークセッター)を使わないとモールドに馴染まず浮いてしまいます。デカールを置いたらティッシュで余分な水分をそっと吸い取り、乾燥前に動かすのは禁物。乾くまで最低30分は触らないのが安全です。

失敗5:ゴールドパーツにつや消しを吹いてしまう

アクセントになるゴールドパーツにつや消しトップコートを吹くと、光沢が消えて安っぽい仕上がりになります。ゴールド・シルバー系のメタリックパーツは取り外してからコートするか、マスキングテープで保護してください。地味に見落としやすいのはビームサーベルの刃と、スラスター周辺のゴールドパーツです。


よくある質問(Q&A)

Q. Ver.1.0を持っていますが、Ver.2.0を買い直す価値はありますか?

翼の差し替え不要・展開機構と関節保持力の改善は体感できる差があります。Ver.1.0で「翼が垂れてくる」「差し替えが面倒」と感じていたなら、Ver.2.0への切り替えはアリです。ただし素組みで満足しているならVer.1.0でも十分なので、翼展開ポーズにこだわりがあるかどうかで判断するといいです。

Q. 初めてのMGとしてフリーダムは難しいですか?

難易度はMGの中では中程度です。翼ユニットがやや複雑ですが、説明書が丁寧で順番通りに進めれば問題ありません。HGを5体以上作った経験があれば十分挑戦できます。いきなりMGから始める場合は初心者向けHGキットの選び方で経験を積んでからにすると安心です。

Q. 完成品のサイズはどのくらいですか?

本体の頭頂高は約19cm。翼を最大展開すると横幅は40cmを超えます。飾る場所は事前に確保しておくことをおすすめします。特に翼全開ポーズで飾るなら奥行きも30cm以上必要になるので注意。

Q. エアブラシなしで仕上げられますか?

十分仕上げられます。スミ入れ+缶スプレーのつや消しトップコートだけで完成度はぐっと上がります。部分塗装にはガンダムマーカーEXのメタリック系が便利で、バーニア内側に塗るだけでリアリティが出ます。詳細はガンプラマーカーの使い方を参考にしてください。

Q. アクションベースは付属しますか?

別売りです。翼展開ポーズで飾るならバンダイの「MGアクションベース1(ブラック)」が対応しており安定性も高め。実勢価格は400〜600円ほどで購入できます。


まとめ:フリーダムVer.2.0はMGの入り口として最高の一体

MGフリーダムガンダム Ver.2.0は「完成したときの感動」がMGの中でも特別なキットです。翼を広げた姿は圧巻で、棚に飾るだけで一気に部屋の主役になります。Ver.1.0から大幅に改善された差し替えなし展開機構と関節保持力、そして素組みでも十分な色分け精度——この3点が揃っているキットは正直そう多くない。

組み立てで迷ったときは「翼ユニットは単体でチェックしてから取り付ける」「白パーツは二度切りで処理する」この2点を意識するだけで仕上がりが格段に変わります。仕上げに自信がない人は、まずスミ入れとつや消しトップコートから試してみてください。「塗装ってこんなに簡単に効果が出るんだ」という感覚が掴めるはずです。

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