「素組みで終わらせたいけど、もう少しきれいに仕上げたい」という人向けの記事。
ゲート処理(切り口の白化を消す)とスジボリ(モールドを追加する)は、塗装なしでも仕上がりに差がつく技術だ。
ゲート処理:白化を消す
なぜ白化が起きるか
ニッパーでランナーを切ると、切断面に圧力がかかってプラスチックが変形し白く見える現象。1発切りすると起きやすい。
二度切りで白化を防ぐ
1発目: ランナーをゲートから2〜3mm離れた位置で切る(パーツに近づきすぎない)
2発目: 残ったゲートをパーツギリギリで切る
この「二度切り」をするだけで白化は大幅に減る。
それでも残った白化を消す
- デザインナイフで薄く削る — 白い部分をごく薄く削ぎ落とす
- ヤスリで均す — 400番→600番→800番の順で表面を均す
- ライターの炎で一瞬炙る(上級) — 白化部分をピンポイントで溶かして透明化。やりすぎ厳禁
ヤスリがけの基準
番数が低い → 削る力が強い(傷が残る)
番数が高い → 傷を消す力が強い
| 番数 | 用途 |
|---|---|
| 400番 | 大きな凹凸・ゲート跡の整形 |
| 600番 | 傷を均す |
| 800番 | 表面を滑らかにする仕上げ |
| 1000番以上 | 塗装前の下地処理 |
スジボリ:モールドを追加する
スジボリは「パーツに彫刻刀のような道具で溝を掘る」作業。もともとないモールドを追加することで、メカっぽさ・情報量が増す。
必要な道具
| 道具 | 価格目安 | 用途 |
|---|---|---|
| BMCタガネ(0.2mm・0.3mm) 🛒 Amazonで見る(BMCタガネ) | 2,000〜3,000円/本 | スジボリの定番。直線が得意 |
| ラインスクライバー | 500〜1,000円 | 曲線や追いかけに向く |
| マスキングテープ | 100〜300円 | 直線ガイドとして使う |
| けがき針 | 500円〜 | 下書き用 |
基本の手順
- マスキングテープを直線のガイドとして貼る
- けがき針で下書き — 力を入れずに数回なぞって溝の位置を決める
- BMCタガネで彫る — 5〜10回に分けて少しずつ。一度に深く掘ろうとしない
- ヤスリで整える — 削りカスを除去して表面を均す
注意点
- 力を入れすぎない — 滑ってパーツを傷つける
- 1本の線を一気に掘らない — 少しずつ数回に分ける
- 練習はランナーで — いきなり本体でやらず、余ったランナーで感覚をつかむ
ゲート処理 → スジボリの組み合わせ
- ランナーからパーツを二度切りで切り出す
- ゲート跡をデザインナイフ→ヤスリで処理
- スジボリでモールドを追加・深掘り
- 全体をヤスリで均す
- スミ入れ→トップコートで仕上げ
この流れが「素組みの次のステップ」として定番。塗装なしでもプロっぽい仕上がりに近づける。
まとめ
- 白化は二度切りで9割防げる
- 残った白化はデザインナイフ→ヤスリで消す
- スジボリはBMCタガネ0.2mmとマスキングテープで始める
- 最初は練習用ランナーで感覚をつかむ
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Photo by Anna Evans on Unsplash
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