マスキングテープで2色塗り分けをマスターする完全ガイド【ガンプラ中級テク】

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「塗り分けって難しそう…」と思って、ずっと後回しにしてない?

正直、最初はそう思ってた。でも実際にやってみたら、マスキングテープさえ正しく使えば、初心者でも驚くほどクッキリした塗り分けラインが出せる。コツをつかめば作業時間は1パーツあたり10〜15分。やらない理由がなくなる。

この記事では、マスキングテープを使った2色塗り分けの準備→手順→仕上げまでを一気に解説する。にじみや剥がれといった”あるあるミス”の対処法も全部まとめたので、初めて塗り分けに挑戦する人はこれを読んでからスタートしてほしい。


  1. マスキング塗り分けに必要な道具を揃える
    1. テープの種類と選び方
    2. その他の必要なツール
  2. 基本手順:2色塗り分けのステップバイステップ
    1. ステップ1:下地色を塗って完全乾燥させる
    2. ステップ2:マスキングテープを貼る
    3. ステップ3:2色目の塗料を吹く
    4. ステップ4:マスキングをはがす
  3. きれいに仕上げるためのコツ3選
    1. コツ1:「にじみ防止」の下地色コートを先に吹く
    2. コツ2:塗料の希釈は「牛乳より少し薄め」が目安
    3. コツ3:仕上げはつや消しトップコートで統一感を出す
  4. こんな人におすすめ:活用事例5選
    1. ケース1:「部分塗装だけでは物足りなくなってきた初心者」
    2. ケース2:「グラデーションより先にハッキリした塗り分けを習得したい中級者」
    3. ケース3:「成形色が気に入らないキットをアレンジしたい人」
    4. ケース4:「MGキットで設定通りの細かい塗り分けをやりたい人」
    5. ケース5:「展示や大会に出す完成度を目指しているモデラー」
  5. 塗り分け前に押さえておきたい表面処理
  6. よくある失敗パターンと対処法
    1. 失敗1:テープの端からにじんでラインがぼける
    2. 失敗2:テープを剥がしたら塗膜ごとパリッと取れた
    3. 失敗3:塗り分けラインがガタガタになった
    4. 失敗4:2色の境界に段差ができて浮いて見える
  7. よくある質問
  8. まとめ:マスキング塗り分けは「準備と乾燥」がすべて

マスキング塗り分けに必要な道具を揃える

テープの種類と選び方

マスキングテープは「養生テープ」と同じに見えて、実は大違い。ガンプラ塗装で使うなら以下の3種類が定番だ。

  • タミヤ マスキングテープ 6mm・10mm・18mm(3本セット):業界標準。粘着力が程よく、プラへの負担が少ない。直線ラインはこれで十分。
  • ハセガワ トライツール マスキングテープ曲線用:カーブしたラインや複雑な形状に対応。細くて柔軟で、ボールジョイントのくびれ部分にも追従する。
  • Mr.マスキングゾル(液体タイプ):テープで対応できない細かいモールドや隙間に流し込んで使う液体マスキング材。後で剥がせるゴム素材。

幅は塗り分けライン付近を覆える最小サイズを選ぶ。6mmは繊細な部分、10mmは一般的なHGパーツの塗り分け、18mm以上は広面積のマスキングゾーンに使い分けるとテープのロスが減る。

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その他の必要なツール

テープ以外に手元に置いておきたいものがある。

  1. 爪楊枝 or 綿棒:テープ端を押さえて密着させるのに使う。指だと皮脂で跡が付くのでNG。
  2. デザインナイフ(タミヤ クラフトナイフ):複雑な形に沿ってテープをカットするとき。
  3. ピンセット:細いテープを貼ったり剥がしたりするのに必須。
  4. 塗料皿・スポイト:塗料の希釈調整用。
  5. エアブラシ or 缶スプレー:どちらでも使えるが、エアブラシのほうが塗料の吹き付け量をコントロールしやすい。

まだ工具が揃ってない人はガンプラに必要な工具リストでまとめて確認してほしい。初期費用の目安も書いてある。


基本手順:2色塗り分けのステップバイステップ

ステップ1:下地色を塗って完全乾燥させる

まず「先に塗る色(下地色)」を全体に塗る。乾燥時間は塗料の種類によって違う。

塗料の種類 表面乾燥 完全乾燥
ラッカー系(Mr.カラー等) 15〜30分 12時間以上
アクリル系(シタデル等) 30〜60分 24時間以上
エナメル系 1〜2時間 48時間以上

完全乾燥前にマスキングを貼ると塗膜ごと剥がれる。これが一番多い失敗なので、時間に余裕を持ってスケジュールを組もう。天気が悪い日は乾燥が遅いため、プラスで数時間見ておくといい。

ステップ2:マスキングテープを貼る

塗り分けラインに沿ってテープを貼る。貼り方が雑だと後でにじみが出るので丁寧に。

  1. テープをパーツに仮置きして位置を確認する
  2. テープの「塗り分けライン側のエッジ」をピンセットでしっかり押さえる
  3. 爪楊枝や綿棒でテープ全面を密着させる(浮きがないか光にかざして確認)
  4. 広い面はテープを重ね貼りして完全に覆う(1枚では幅が足りない場合)

曲線ラインの場合:6mmの細いテープを少しずつ重ねながらカーブに沿わせる。一気に長く貼ろうとするとヨレるので、3〜5cm刻みで少しずつ貼っていくのがコツ。

ステップ3:2色目の塗料を吹く

マスキングができたら2色目を塗る。ポイントは薄く・重ねて塗ること。

  • 1回目:ほぼ霧状に吹く(定着の足がかりを作るイメージ)
  • 2回目:全体が均一にカバーされるよう吹く
  • 3回目(必要なら):ムラや薄い部分を補う

1回で厚塗りしようとするとテープの端から塗料が流れ込んでにじむ。薄く3回に分けるだけでにじみリスクが大幅に下がる。

ステップ4:マスキングをはがす

2色目が表面乾燥したらテープを剥がす。完全乾燥まで待つ必要はない(むしろ待ちすぎるとテープの糊がパーツに残る)。

剥がす方向は「塗膜に対して平行か、塗面から外側へ向かうように」。垂直に引っ張ると塗膜ごと剥がれる可能性がある。ゆっくりと、角度45度以下を意識して。

剥がした瞬間のライン確認が一番気持ちいい瞬間だ。


きれいに仕上げるためのコツ3選

コツ1:「にじみ防止」の下地色コートを先に吹く

プロのモデラーがよくやるテクニックで、「マスキング後に2色目を吹く前にまず下地色を薄く一吹きする」というやり方がある。

  • テープを貼ったあと、2色目の前に下地色(1色目)を一瞬だけサッと吹く
  • テープの微細な隙間に下地色が入り込んで、物理的ににじみをブロックする
  • 乾燥後に2色目を普通に吹けば、にじみがゼロに近くなる

地味に便利なのはこのテクニックで、「テープを丁寧に貼ったのに毎回にじむ」という人はまずここを変えてみてほしい。

コツ2:塗料の希釈は「牛乳より少し薄め」が目安

エアブラシの場合、塗料の濃度が仕上がりを左右する。濃すぎると粒子が荒くてにじみやすく、薄すぎると色が乗りにくい。

目安は「牛乳よりほんの少し薄め」。Mr.カラーならシンナーで1:1〜1:1.5程度に希釈して、塗料皿で試し吹きしてから本番に臨もう。缶スプレーの場合は20〜25cm離して「シュッ」と短く吹く動作を繰り返す。

コツ3:仕上げはつや消しトップコートで統一感を出す

2色を塗り分けた後は、表面の光沢感がバラついていることがある。最後に全体につや消しトップコートを吹くと、色の質感が統一されてぐっとリアルな仕上がりになる。つや消し仕上げの方法に詳しい手順をまとめているので、仕上げまでこだわりたい人はセットで読んでほしい。


こんな人におすすめ:活用事例5選

ケース1:「部分塗装だけでは物足りなくなってきた初心者」

ガンダムマーカーで墨入れまでやってきたAさん(ガンプラ歴6ヶ月)が、次のステップとしてマスキング塗り分けに挑戦。HGザクのモノアイ周りを赤×グレーで塗り分けたところ、「こんなに雰囲気が変わるとは思わなかった」と感動。使ったのはタミヤ6mmテープとMr.カラーのみで、道具を新たに買い足す必要がほぼなかった。

ケース2:「グラデーションより先にハッキリした塗り分けを習得したい中級者」

エアブラシを買ったはいいものの、グラデーションはまだ難しいと感じているBさん。まずはマスキング塗り分けでエアブラシの距離感・圧力の感覚をつかむ練習として活用。直線的なアーマー部分から始めて、3体目には複雑なラインもこなせるようになった。

ケース3:「成形色が気に入らないキットをアレンジしたい人」

HG SEED DESTINYのインパルスガンダムの白パーツを一部パールホワイトに変えたかったCさん。成形色を活かしつつ特定パーツだけにマスキングを施し、パールコートをかけることで「塗装してるのに塗装してないように見える」上品な仕上がりに。

ケース4:「MGキットで設定通りの細かい塗り分けをやりたい人」

MGガンダムVer.3.0のコックピットハッチを設定色(オレンジ+ホワイト)で再現したかったDさん。MGガンダムVer.3.0のレビューでも触れているが、このキットは塗り分けポイントが多い。曲線用マスキングテープとゾルを組み合わせて、1パーツずつ丁寧に攻略していった。

ケース5:「展示や大会に出す完成度を目指しているモデラー」

コンテストに出品するEさんは、塗り分けラインの精度を0.3mm単位で気にしている。デザインナイフでテープをパーツに合わせてカットする「テープカット法」と液体マスキングゾルの組み合わせで、ほぼ塗装済みパーツと見分けがつかないレベルの仕上がりを実現した。


ここで一度確認:塗料や塗装マーカーを使ったもっと手軽な塗装手順はガンプラマーカーの使い方にもまとめてある。エアブラシなしで塗り分けにトライしたい人はこっちも参考に。


塗り分け前に押さえておきたい表面処理

マスキング塗装の仕上がりは、塗る前の表面処理で7割決まると言っても過言じゃない。

ゲート跡が残っていたり、表面にキズがあったりすると、塗料がそこに溜まってムラになる。塗り分け前には必ず以下をやっておこう。

  • ゲート跡をニッパー→デザインナイフ→やすり(400→800→1000番)の順で処理
  • パーツ表面を綿棒で拭いてホコリ・油分を除去
  • プライマー(下地材)を吹くとさらに塗料の密着度が上がる

ゲート処理のやり方に具体的な手順をまとめているので、表面処理に自信がない人はそっちを先に読んでほしい。


よくある失敗パターンと対処法

失敗1:テープの端からにじんでラインがぼける

原因:テープのエッジが浮いていて、そこに塗料が流れ込んでいる。

対処法
– 貼ったあとに爪楊枝で全エッジを押さえ直す
– 「下地色でにじみ防止コート」テクニックを使う(前述)
– 塗料を薄め、一度に厚塗りしない(1回の吹き付けを霧状に薄く)

実際にやってみたら、この3つを全部守るだけでにじみはほぼゼロになった。

失敗2:テープを剥がしたら塗膜ごとパリッと取れた

原因①:下地の塗膜が完全に乾いていなかった。
原因②:テープを垂直方向に引っ張った。

対処法
– 下地色は最低12時間(できれば一晩)乾燥させてからマスキング作業に入る
– 剥がす角度を45度以下に保ち、塗膜と並行する方向にゆっくり引く
– プラへの侵食を防ぐため「弱粘着タイプ」テープを試す

失敗3:塗り分けラインがガタガタになった

原因:テープを貼る際に位置がずれた、または一気に長く貼ってヨレた。

対処法
– テープは5cm以下に切って少しずつ貼る(特に曲線部分)
– 貼る前に鉛筆やスクライバーで薄くラインを引いておくと位置合わせが楽
– 曲線ラインには6mm以下の細いテープを重ね貼りする

失敗4:2色の境界に段差ができて浮いて見える

原因:塗膜が厚すぎる(特に2色目を厚塗りした場合)。

対処法
– 2色目は薄く2〜3回に分けて塗る
– どうしても段差が気になるなら、最後に境界付近をスポンジやすり2000番で軽く均してからトップコートを吹く

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よくある質問

Q. マスキングテープは市販の養生テープで代用できますか?

A. 代用できなくはないが、おすすめしない。市販の養生テープは粘着力が強すぎて、剥がすときに塗膜を持っていく可能性が高い。ガンプラ用のタミヤ製マスキングテープは粘着力が絶妙に設計されていて、1本200〜350円と安いので専用品を使おう。

Q. 缶スプレーでもマスキング塗り分けはできますか?

A. できる。ただし缶スプレーは圧力が一定で「薄吹き」のコントロールが難しい。20〜25cm離して短く「シュッ」と吹く動作を繰り返すのがコツ。エアブラシより難易度は上がるが、コンプレッサーなしで塗り分けしたい場合は十分使える。

Q. 曲面パーツへのマスキングがうまくいかない。どうすればいい?

A. 6mm以下の細いテープを少しずつ重ねながら貼るのが基本。それでも難しい場合は「Mr.マスキングゾル」を細い筆で境界線に塗っていく方法が有効。完全に乾いたらペリッと剥がせるゴム状になるので、複雑な形状にも対応しやすい。

Q. 3色以上の塗り分けをやりたいときはどうすればいい?

A. 「明るい色→暗い色」の順番に塗るのが基本。塗った色ごとにマスキングを重ねていく「多段マスキング」で3色以上の塗り分けも可能。ただし塗膜が厚くなりやすいので、各色を薄く塗ることがより重要になる。

Q. マスキングを剥がした後にラインを修正できますか?

A. できる。ラッカー系の塗膜が下にある場合、上からエナメル系塗料で修正するとエナメルシンナーで拭き取れて便利。または極細筆で手塗り補修する方法もある。最後にトップコートを吹けば多少のムラは目立たなくなるので、焦らなくていい。


まとめ:マスキング塗り分けは「準備と乾燥」がすべて

マスキングテープを使った2色塗り分けは、難しいテクニックじゃない。正しい準備→丁寧な貼り付け→薄塗り→適切なタイミングでの剥がし、この4ステップを守るだけでプロっぽい仕上がりに近づく。

特に大事なポイントをまとめると:

  • 下地色は完全乾燥(最低12時間)を待ってからマスキングする
  • テープのエッジを爪楊枝でしっかり押さえ、にじみ防止コートを先に吹く
  • 2色目は薄く、3回に分けて塗る
  • 剥がすときは45度以下の角度でゆっくりと

最初の1体はうまくいかなくて当然。2体目には感覚がつかめてくるし、5体目には「これが普通」になる。まずは余ったランナーやHGの不要パーツで練習するだけでも、かなり上達する。ぜひ試してみてほしい。


塗り分けに挑戦するなら、まずテープとゾルを揃えておこう。

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